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インフルエンザ予防にマスクは有効?対策はどうすればよい?

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冬になると心配なのが風邪やインフルエンザですね。

インフルエンザ対策としいて予防接種やマスクで対策をしている人も多いかと思いますが、その対策は本当に効果があるものなのでしょうか?

今回はこの点について考えてみました。

インフルエンザでよく見られる対策と注意点

マスクによる対策

インフルエンザ対策にはまずマスク。という考える人も多いと思いますが、実はインフルエンザに対して通常のマスクは効果がないと言われています。

それはウイルスのサイズがマスクの隙間よりも小さいからなんですね。

いくらマスクをしてもインフルエンザのウイルスはマスクを通過してしまうために、ウイルスを体に入れない対策をするという点では実はマスクは役に立たないんです。

でもマスクが全く無意味かというとそうではなく、インフルエンザウイルスは乾燥を嫌うのですが、マスクをすることで湿度を保つことができ、その意味でマスクをする意味はあります。

 

うがいでインフルエンザを予防する

うがいもインフルエンザには効果が薄いと言われています。それは、うがいの効果が一時的であって持続しないからというのが理由のようです。

インフルエンザウィルスは体内に入り粘膜に付着してしまうと20分ほどで体内に侵入してしまいます。

そのため、うがいでインフルエンザを予防するということになれば、20分ごとにうがいをしなければいけないことになり、それは現実的な対策とは言えなくなります。

実際、2016年現在、厚生労働省のインフルエンザ総合対策からは「うがい」の記述は見られません。

2008年の厚生労働省のインフルエンザ総合対策でうがいの記述が消えたそうです。

手洗いによる対策

手洗いはそれなりであれば効果はあるようです。ただし、効果があるからと言って手洗いのし過ぎは逆効果とも言えます。

それは、体のために働いてくれている細菌まで洗い流してしまうからなんです。

それらは常在菌と呼ばれるんですが、若い人なら常在菌が元に戻るまで12時間ほどかかるそうです。ですが、中高年になるとそれが20時間にも伸びるんですね。

洗いすぎには注意したいところです。

また、手洗いをした後のタオルにも注意が必要です。手をふくタオルはどれくらいの頻度で洗濯しているでしょうか。

手を拭いて時間がたつと雑菌が繁殖してきます。こまめの洗濯が必要になりますね。

 

予防接種をしているから大丈夫?

インフルエンザといえば予防接種が対策としてよく聞かれますが、これも注意が必要です。

結論から言うと、予防接種は発症の予防はしてくれるのですが、それでも感染を予防するものではなく、感染はしてしまうのです。

また、その時期に流行するであろうタイプのウィルスに対するワクチンを予防接種に使用しますので、予想が外れたら効果は出ないといった可能性も考えられます。

予防接種をしたからもう安心。とは言えないので、この点にも注意した方がよいでしょう。

 

ではインフルエンザの対策はどうすればよい?

湿度を保つ

マスクのところでも書いたのですが、インフルエンザウイルスは湿気に弱いという特徴があります。

そこで、部屋の湿度を保つということが考えられます。

厚生労働省のホームページを見てみると、部屋の湿度は50%から60%に保つのがよいと紹介されています。

湿度が高いとインフルエンザウイルスは空気中を飛散せずに、すぐに地面に落下するといわれています。

一方、湿度が40%を切る場合、30分もの間空気中を漂うとされていますから、湿度を50%以上に保つことは大事なんですね。

 

お茶を飲む

お茶の成分にカテキンという抗菌作用のある成分が含まれているということはよく知られています。

そのカテキンの作用を使ってインフルエンザの対策をしましょう。お茶を飲むことで口の中を湿らすこともできますし、予防効果が期待できます。

そして、お茶を飲むときは一気に飲むのではなく、少しずつ飲むようにしましょう。高いお酒をチビチビ飲むように、少しずつがよいのです。

 

生活習慣を見直しましょう

そもそも体の抵抗力が落ちてきているときに、ウイルスに感染すると発症してしまいますから、普段から体力をつけ、栄養のあるものを食べるというのがインフルエンザのみならず、病気全般に対する対策なのかなと思います。

 

まとめ

病気に対する予防に関しては体力をつけるというのが一番だとは思います。とはいえ、いろいろな事情があって難しいという場合もありますよね。

そういう場合は、できるだけインフルエンザウイルスに近寄らないことが大事かと思います。

だがしかし、病院などの大勢の集まる場所に行かなければならないということもあるかもしれません。そこでウイルスをもらってくることも考えられます。

インフルエンザに限って言えば、湿気に弱いということなので、マスクで口の中の湿度と温度を上げておく。というのが、考えられる対策なのかなと思ったりします。