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マヨネーズの賞味期限が未開封で1年に延長!開封済みならいつまで?

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先日、キユーピーマヨネーズの賞味期限が10か月から12か月に延長されたということがニュースになりました。マヨネーズは味の素なども販売していますが、今回の賞味期限延長はキユーピーなんですね。

私はマヨラーですから、普通購入するマヨネーズは1キロの大容量のものを買いますし、それだけ大容量でもすぐに使い切ってしまって購入サイクルも早いので、そもそも賞味期限などは関係ないと言えばないのですが、 そうではない人にとっては今回のマヨネーズの賞味期限延長はうれしいニュースではないでしょうか。

ただし、大容量の700グラムと1キロのもの、小分けの12グラム×10本、およびビン入りのものは除かれるとのことですので注意が必要ですね。

まぁ1キロといえば業務用という感じなので定食屋さんなどが購入することが多いでしょうね。そうでない場合は、私のようなマヨネーズ大好きなマヨラーが多いでしょう。

そういう人たちは賞味期限を待たずに使い切ってしまうことが多いと思いますので、それほど気にすることもないのかと思います。

 

そもそも消費期限と賞味期限の違いは?

賞味期限という言葉の他に消費期限という言葉も耳にしたことがあると思います。この賞味期限と消費期限は似ているようで異なります。

その違いは、詳しくは農林水産省のホームページに書かれてあったので引用します。

【消費期限】

お弁当や洋生菓子など長くは保存がきかない食品に表示してあります。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、食べても安全な期限を示しています。消費期限内に食べるようにしましょう。

 
【賞味期限】

ハム・ソーセージやスナック菓子、缶詰など冷蔵や常温で保存がきく食品に表示してあります。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、おいしく食べられる期限を示しています。賞味期限内においしく食べましょう。ただし、賞味期限を過ぎても食べられなくなるとは限りません。

 
【注意事項】

一度開封したものは、表示されている期限にかかわらず早めに食べるようにしましょう。表示されている期限は、開封後も保証されているわけではありません。
保存方法が書いてない食品は、常温で保存できます。直射日光のあたらない、湿気の少ない場所で保存しましょう。

引用:農林水産省HP 消費期限と賞味期限の違いは?

消費期限というのは保存がきかないので「食べても安全な期限」なんですね。ということは、期限を過ぎたら食べちゃいけない。と考えられます。
 
賞味期限は「美味しく食べられる期限」ということで、その期限が過ぎても食べられるってことです。

良く「賞味期限が過ぎたから捨てちゃお~っと」という人がいますが、それはもったいないことをしているってことなんですよね。食べられなくなるわけじゃありませんから。

まぁ、消費期限にしろ賞味期限にしろ早めに食べた方が良いと言うのは間違いないことなんですけど。

そして注意しなければいけないのは、消費期限も賞味期限もどちらも「未開封」の場合ということなんですね。注意事項にもありますように、一度開封してしまったら賞味期限、消費期限にかかわらず速やかに食べるようにすべきです。
 
賞味期限が1年だからと言って、開封後も1年持つかと言ったらそんなことはないわけです。ここは注意しましょうね。

開封したら速やかに食べる。これを忘れないようにしましょう。
 

なぜ2か月も賞味期限を延ばそうと思い、延ばすことができたのか?

賞味期限が近くなったら危ないと。賞味期限を過ぎたら捨ててしまう。という人が多いように思います。私の周りにも何人かいます。

もったいないですね。

先ほども書いたんですが、賞味期限は美味しく食べられる期限なので、数日過ぎたとしても食べられなくなるものではないのに捨ててしまう人がいるんです。

本当にもったいない。

それはメーカーさんも感じているようで、そういった食品ロスを減らしたいと思ったからなんだそうです。余ったということで食べられずに捨てられてしまう食品もあれば、賞味期限が切れたということで捨てられると言う食品もあるんです。

賞味期限が過ぎたから捨てられると言うことならば賞味期限を延ばそうじゃないか。それで食品ロスの削減に貢献できるだろう。

そう思ったそうです。素晴らしいですね。


そこでキユーピーは賞味期限の延長に挑戦するわけですが、すべては「酸素」とどう付き合うか。ということが問題でした。

今までもキユーピーはマヨネーズの賞味期限を延ばしてきました。2002年には賞味期限を7か月から10か月に延長することに成功しました。この時は油に溶けている酸素を取り除くといった技術で3か月の賞味期限延長を実現したのです。

今回は製造工程中の酸素を減らすという取り組みのおかげで2か月も賞味期限を延長することに成功し12か月の賞味期限を実現しました。

メーカーさんが言うには今後も進化を続けていくとのことです。頭の下がる思いですね。

 

マヨネーズを常温で保存できる理由は?

マヨネーズの原料ってご存知でしょうか?

主に卵と酢と油、塩などでできています。卵を使っているからということで傷みやすいんじゃないかと、そう思うんですがマヨネーズは未開封なら常温保存が可能です。直射日光の当たらない涼しいところで保存しましょう。

しかも日本農林規格で着色料や保存料が使用できないことになっています。では何故に常温保存できるのか?それは酢や塩が秘密を握っているんですね。

もともとマヨネーズはその7割が油です。油は腐らないので(腐りませんが劣化はします)、腐るとすれば残りの卵部分が問題になってきます。

ですが、マヨネーズの原料である酢が殺菌力を持ち、また塩が細菌の繁殖を抑えるということで常温で保存できるんですね。

ですが、これは開封前のお話ですから気を付けましょう。
 

開封済みのマヨネーズはどれくらい持つもの?保存法は?

開封済みのマヨネーズがどれくらい持つかということは、キユーピーのサイトに書かれています。

Q.マヨネーズの賞味期間はどのくらいですか?
A.マヨネーズの賞味期間は、開栓前はボトル入りが10ヵ月、瓶入りが12ヵ月です。
ガラス瓶はボトル容器に比べて酸素が中身に伝わりにくいことから、マヨネーズの味に変化が起きにくいため、長くなっています。
また、開栓後は、冷蔵庫で保存し、なるべく1ヵ月以内にお召しあがりください。

 引用:味の素HP 賞味期限・保存方法について

 

このQ&Aでは、開栓前のボトル入りが10か月となっていますが、今回の延長により12か月になるわけですね。そして開栓後は冷蔵庫で保存の上、なるべく1か月以内に食べきりましょうと言っています。

保存方法については冷蔵庫で保存するということなんですが注意点があります。これもキユーピーのサイトから引用します。

未開栓のマヨネーズは常温で、直射日光を避け、なるべく涼しい場所で保管してください。
開栓後は、冷蔵庫に保管し、1ヵ月を目安に使い切ることをおすすめします。
マヨネーズは0℃以下に置かれると油が分離しますので、冷蔵庫でも冷気の当たる場所は避け、ドアポケットあたりに置いてください。

 引用:味の素HP 賞味期限・保存方法について

冷蔵庫で保存するのですが、温度が0度以下になるとマヨネーズが分離してしまいます。冷蔵庫とはいえ、場所によっては0度を下回るところがありますので保存場所には注意しましょう。

ましてや、ちょっとマヨネーズが安かったからと言って大量購入した上、長期保存をしようと思って冷凍庫に保存するなどはもってのほかです。油が分離して使い物にならなくなります。

まぁ混ぜれば元に戻るとは思いますが、そんな手間はしたくないでしょう。
 

まとめ

今回はマヨネーズの賞味期限が延びたというお話でしたが、マヨラーの私にはあまり関係がないのですが、世の中には大いに関心を持たれている人もいるかと思います。

特に賞味期限を過ぎてしまったからと言ってすぐに捨ててしまう人。もったいないです。ちょっとくらいは我慢して使い切ってしまいましょう。食べられなくなるわけじゃないんですから。
 
消費期限の切れたものについては危ないので処分する必要があると思いますが、できるならば消費期限が切れる前に使い切ってしまうように計画的にお買い物をしていきたいですね。

マヨネーズの賞味期限を延ばすべく企業も努力しているわけですから、私たちもその努力を無駄にしないように、食材の管理をきちんとして食品ロスがないように気を付けたいものですね。